エリア:東京都板橋区
物件種別:マンション
家族構成:ご夫婦
1.老後の資金としてリースバック!
渡辺さんは会社を定年退職後、退職金と年金をやりくりして夫婦2人で生活していました。
まだまだ元気な渡辺さん夫婦は、趣味で毎月のように旅行にでかけ、楽しい日々を送っていました。
すでに自宅の住宅ローンも完済していて、資産として残しています。
そして、残りの人生はもちろんこの家で過ごす予定です。
そんな中、新聞の広告で、リースバックを知った渡辺さん。
売却してもそのまま住み続けられるなら!と興味を持ち、問い合わせをしてみることにしました。
マンションの管理費や修繕積立金、固定資産税の支払いを考えると、毎月の家賃もそれほど高いとは感じず、契約をすることにしました。
資産を現金化することができた渡辺さんは、もっと旅行に行けると嬉しい気持ちでいました。
2.売却後に家族とケンカに!
その年の年末、家族で集まる機会がありました。
ふと、リースバックで家を売却した話をしたところ、家族の顔色が変わりました。
え、相続できると思っていたのに…
子供の口からそんな言葉が出てきました。
渡辺さんが自分の資産だと思っていた不動産は、子供にとって将来自分のものになると思っていた不動産でもあったのです。
今まで相続の話なんてしたことのなかった渡辺さんは後悔しました。
もちろん自分の資産ですから、売却をして現金を得たことに不満はありませんでした。
しかしながら、こんな大事なことをなぜ子供に相談しなかったのか…
せめて売却する前に報告だけでもしておけば、少しは違ったかもしれない…
そんな気持ちから、それ以来子供と関係が悪くなってしまったそうです。
3.売却前に相談することが大切!
老後の資金や老人ホーム入居への準備としてリースバックを利用する方も多くいらっしゃいます。
しかしながら、推定相続人がいる場合は事前に相談や報告をしておいたほうが良いでしょう。
口には出さなくても、自分が相続するであろう資産には皆さん興味があるものです。
場合によっては反対されたり、詐欺にあっていないか心配されたりすることもあるでしょう。
周辺相場や賃貸の条件の妥当性など、ご自身では説明できない場合もあるかもしれません。
そういった時に、事情を汲んで、相続人の方にもしっかり説明してくれるような業者が最も信頼できるのではないでしょうか。
この記事を読んでいただいたあなたには、相続人の方の気持ちにも寄り添ってくれるような業者に相談することを忘れずにいてもらえれば幸いです。