不動産コラム

不動産買取と通常売却のメリットデメリット(1/2)

2021.03.14

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不動産の売却を検討されたことがある方は、買取と個人のお客様へ売却する違いを聞いたことがあるのではないでしょうか?

そして、その経験がない方も、リフォーム済みのきれいな物件が販売されているのを何かしらの広告などで見たことがあるのではないでしょうか?

今回は「業者買取」・「通常売却」のメリット・デメリットについて話をしていきます!
   


1.業者買取のメリット


まずは業者買取のメリットを5つ紹介いたします。

①すぐに現金化できる

買取の場合は、決済の時期を希望に合わせてもらうことができます。

たくさんの業者がいる中で、すぐに現金が用意できる会社もあれば、引渡をかなり長く待ってくれる会社もあります。

個人の方への売却に比べて、早く現金化したい、ある時期に決済がしたい、という希望に合わせて売却をすることができるのです。

②室内状況が悪くても大丈夫

買取の場合、多くはフルリフォームをして再度販売をします。

例えば、ペットを飼っていたり、タバコを吸っているという家庭でも、減点をされることなく金額を出してもらうことができるのです。

③日程の調整に融通が利く

忙しい方の場合は、室内見学、契約、決済の日程を調整するのが大変な場合もあるかと思います。

買取の場合は、買い手の法人が予定を合わせてくれるので、面倒な調整をしなくて済むことが多いです。

④契約不適合責任免責(瑕疵担保責任免責)

こちらは令和2年に名称が変わりました。

通常の売却では売主様の責任となる設備等の不具合ですが、買取の場合は免責で進めるため、築年数が古い場合などはより安心して取引をすることができます。

⑤ローン解約がない

通常の売却の場合、購入者の多くが住宅ローンを組んで購入をします。

その際、ローン特約と呼ばれる買い手の権利があります。

これは、ある期間までローンの本審査で全部または一部否認があった場合、契約の白紙解除ができるというものです。

これをされると違約金などもないため、再度売却をやり直しになってしまいます。

特に買い替え等、売却の期限が決まっている場合などはこの特約がないことは安心となりますね。


2.業者買取のデメリット


デメリットとしては、やはり価格が安くなってしまうことです。

一般的には市場価格の8割ほどと言われていますが、物件の状況にもよるので一概には言えません。

前述のメリットと比較をして、魅力的ではなければ通常の売却を選んだ方がよいのではないかと思います。


3.どんな人が使うべきか


それではどんな方が買取を選ぶべきなのでしょうか。

考え方は2つあります。

①個人の買い手に合わせられない状況

通常の売却の場合、いつどんな人が見学に来て、買いたいと手を挙げるか分かりません。

いつまでに売らないといけないという状況の方は、その期限に間に合うよう買取を選ぶ方が良いかもしれません。

また、日程などを合わせづらい方も同様です。

②通常売却では売りにくい物件

個人の方が見学に来た時、悪い印象を持ってしまう可能性がある物件はなかなか成約に結びつかないという場合が多いです。

どうしても部屋の印象で買いたいか買いたくないかを判断してしまいがちなのです。

ペットやタバコのにおいがあったり、古さを感じてしまうと、リフォームを前提で考えている方でも気持ちが下がってしまうことがよくあります。

買取の場合はその点を度外視して金額を出してもらえるので、通常の売却と売却額があまり変わらないということもあります。

今回は買取についてお話をしました。

次回は通常の売却について、どんな方、どんな物件が合うのか話をしていこうと思いますので、ご覧いただければ幸いです。
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