不動産コラム

高齢者の不安と不動産(後編)

2021.01.14

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前回は、高齢者の不安の中でも「健康・病気」にまつわるお話をさせていただきました。

今回は、実際の不動産取引の中で高齢者が直面することが中心です。
 


3.高齢者の不動産売却理由

不動産の売却を検討している場合、どんな理由があるのでしょうか。

よく聞く売却理由は、以下の3つです。

【より利便性の高いところに住みたい】

例えば、お子様の家の近くや病院が近い、バス停が近いなど、変わりゆく生活スタイルに合わせてお引越しという方も多いです。

【戸建からマンションに引越したい】

階段が大変になってきた方や、セキュリティの問題でマンションに引越したいという方も多いですね。

お子様が独り立ちしたため、部屋が余っているというお声もよく聞きます。

【老後の資金にしたい】

リースバックで特にご相談が多いのが、年金だけでは生活が不安という方や、老人ホーム入居の資金にしたいという方です。

すぐに引越すのが難しい、引越しを焦りたくない、という声も多く、1年間はリースバックで準備期間として住んでいたいというご希望を頂くことも多いです。

しかしながら、そのような場合はリースバック以外の選択肢を取ることもできます。

例えば、引渡しまでの期間を長く取っても納得していただける買主を探すという方法もあります。

お客様のご希望や置かれた状況によってご提案も変わってきますので、一概には言えませんが、どんな方法があるのか、信頼できる人に相談してみるのが大切です。

 


4.高齢者と賃貸住宅

高齢者の賃貸住宅について相談を受けることもあります。

実際、高齢者は賃貸を断られることも多く、困っている方がたくさんいます。

特に、戸建やアパートに住んでおり、階段が大変で気軽に外出ができなくなってしまった方は、非常につらい思いをしていると伺っています。

リースバックをしたい高齢者から、次の引越し先が見つかるか分からない不安から、通常の売却が怖いというお声もいただきます。

一方でオーナーからは、高齢者は孤独死などリスクが高いと言うお声もいただきます。

しかしそれは間違っています。

介護を受けている高齢者は、ケアマネージャーが週に何度も家に来て、何かあったらすぐに駆けつけてくれます。

最新のテクノロジーを駆使すれば、高齢者が倒れたときにすぐに通知が届くように設備を整えることもできるはずです。

弊社は、将来的には高齢者が嫌な思いをせずに賃貸住宅を見つけられる世の中を目指して、環境の整備に一役買っていきたいと思っております。
 
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運営者情報

社名

株式会社モリートハウジング

所在地

東京都中央区日本橋2-10-3
エグゼドゥール日本橋202

代表取締役

森 寛之

免許・所属

東京都知事(2)第102723号
(公社)全日本不動産協会
(公社)全日本不動産保証協会
(一社)全国不動産協会