一般的に住宅ローンの滞納が3〜6ヶ月続いてしまうと、差押がされ、簡単に売却できなくなってしまいます。今回の例では、すぐに住宅ローンの返済ができ、中学生の息子の卒業まで住み続けられることになりました。
エリア:埼玉県さいたま市
物件種別:マンション
家族構成:40代ご夫婦、お子様1名
1.住宅ローンの滞納を2ヶ月続けてしまった
H様はご主人がコロナ不況による煽りを受け、収入が激減してしまいました。
はじめは今までの貯金で住宅ローンの支払いもできていましたが、徐々に苦しくなり支払いができなくなってしまいました。
滞納を2ヶ月続けてしまい、「督促状」、「催告書」が送られてきました。
書類には、このまま滞納を続けると「期限の利益」を喪失するという内容が書いてあり、怖くて色々と調べました。
すると、滞納が3ヶ月以上続くと最終的に競売にかけられてしまうことを知り、すぐに不動産を売却した方がよいことが分かりました。
しかしながら、H様にはすぐ引越しをしたくない事情があったのです。
2.中学生の息子の卒業まで住み続けたい
H様には、中学生3年生の息子がいて、今年は受験があります。
いますぐ引越すとなると受験のプレッシャーのある息子に、さらにストレスや不安を与えてしまうと思ったのです。
できれば、卒業までこの家で暮らしていたい。
しかし、このまま滞納を続けてしまうと、余計大変な状況になってしまいます。
売却の方法を様々調べていたところ、リースバックを知ることになります。
少しでも早く、すこしでも高く売却したいと焦っていました。
複数の業者に順番に相談する時間も惜しかったH様は、一括査定ができる当社にご相談いただきました。
希望としては、なんとか競売を回避したい、息子の卒業まで住みたい、この2点です。
3.住宅ローンの一括返済ができ、住み続けることもできた!
相談を受けたとき、まずご提案させていただいたのが定借1年のプランです。
理由は2つありました。
1つ目は、高く売れること。
普通借や定借2年以上の条件より、より通常の買取に近い金額で売ることができます。
2つ目は、賃料がかからないこと。
定借1年の場合は管理費・修繕積立金分の支払いだけでよいという業者が多く、毎月の負担がかなり軽減されるのです。
H様もこの条件にご納得していただき、10社に査定を依頼しました。
すると、ローンを全額返済した上で約200万円が手元に残る条件を出すことができました。
すぐに進めたいと希望をいただき、1ヶ月後には全ての手続きを終えることができたため、無事に一括返済できたのです。
1年間は支払いが抑えられ、手元に残った200万円で引越しに向けて準備ができるため、精神的にもかなり余裕ができました。
住宅ローンの返済に困っている方で、住み続けたいという方は多いようです。
残債を超える金額で売却できないといけないため、物件によってはリースバックが難しい場合もあります。
H様のように、あと1年住みたいなど期間が決まっている場合、うまく住宅ローンの支払いの問題を解決できる場合があります。
滞納が始まってしまうと、順番に複数の業者を当たることが難しいこともあると思います。
そんなときは、素早く、多くの業者の査定が出せる一括査定をご利用ください。